12.大型駐車場

筆者が上京してまず驚いたのは、東京の駐車場料金の高さだ。よく使われる表現として、「東京の駐車場料金で、田舎では一部屋借りられる」というもの。 だから、東京では自動車を購入する必要はないと考えていた。電車やバスなど交通網も発達しているし、頑張ればタクシーを有効活用することも可能だ。ところがそんな人生観が一変することが起こった。 子供だ。生まれたばかりの赤ん坊をベビーカーに乗せたまま、東京の満員電車や満員バスを利用することは困難を極める。地下鉄会社がどれだけマツコ・デラックスに似た人の絵で、電車内のマナーを訴えようとも、結局は自分と家族の身は自分で守るしかない。 すると前述のように駐車場代が高くついてしまうし、何より最近多く見られるマンションの駐車場は、機械式の立体式だったりする。もちろん都内の土地状況を考えれば、機械式の立体駐車場にもメリットはある。反対にデメリットとしては、同種の駐車場には厳しい高さ&横幅の制限があったり、何より先のような震災が起こった場合どうなるのか。 なぜかといえば、子供を乗せる車は当然、サイズも大きくなってしまうからだ。 たとえば六本木ヒルズの立体駐車場は、その超高性能ぶりで知られる。大きめのRV車も置けるスペースがあり、所定の位置に駐車するだけで、地面に埋め込まれたローラーにより車が移動されるのだ。もちろんあらゆるマンションにこれだけの機能が備わっていればありがたい話だが、六本木ヒルズが商業施設でもあるから成り立つ設備なのは間違いない。 そこで、高級賃貸物件の「大型駐車場完備」というポイントに注目してみよう。 東京の大きなマンションは、たいてい地下に駐車場を構えている。よくテレビドラマで銃撃戦のあと、追手を振り切って車を出発される、あの場所だ。平面かつゆったりとしたスペースのおかげで、車の出し入れもスムーズに行えるので、小さな子供がいる家庭にはありがたい。 そこで、他のユーザーはどう考えているのだろうと口コミ情報を探していたら、とんでもない女性のブログがヒットしてしまった。高級マンションに住んでいる友人宅へ遊びに行った時のことを、その女性はこう記している。 「所有する車とマンションの価格は比例する」 いやはや、単純にこれまで述べたような意味で書いているならいいが、女性は男のどこの何をいつチェックしているか分からない生き物だ。言いえて妙だけに怖い。車は男の永遠のロマンであり、女性にとっては男の度合いを測るものであり、家族にとってはその安全を守るものでもある。

 

大型駐車場付きマンション、男の道のド真ん中を突っ走れ。

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