ラトゥールVol.1

ラ・トゥール賃貸マンション一覧
ラ・トゥール賃貸マンション一覧

絶賛続行中の各高級賃貸レジデンスを追っていくシリーズ。今回から「La Tour(ラ・トゥール)」とはどんなマンションなのかを見てみよう。

前回のテーマ「パークアクシス」は三井不動産であったのに対し、「ラ・トゥール」は住友不動産が運営しているマンションだ。

「ラ・トゥール」を説明するためには、「パークアクシス」と比較することが最適といえるだろう。どちらが良いか悪いかという話ではなく、ひとくちに高級レジデンスといっても、ブランドによってこれだけの違いがあることも面白い。

では両者の一番の違いは何かというと、ひとつは「物件の数」。パークアクシスは首都圏はもちろん全国の主要都市にも展開されているレジデンスシリーズだ。対するラ・トゥールは、ウェブサイトを開くと最初から断言されている。

「極上の東京生活へようこそ」

いきなり東京限定!

さらに東京といっても、ラ・トゥールの物件が存在するのは現時点で港区、千代田区、新宿区、渋谷区、目黒区、文京区の6区のみ。総物件数も18戸。しかもそのほとんどは高層タワーで、まさに“少数精鋭”的なこだわりがビシビシと伝わってくる。

なにせ「選び抜かれた人に、選び抜かれた極上の東京生活を」とまで言い切るのだから。

かつて「財閥」と呼ばれた住友と三井も、その家と事業の在り方は大きくことなった。

三井財閥は、その基礎を築いた三井高利の死後、嫡男の高平ほか「三井十一家」と呼ばれる子孫たちが中心となって各部門を設立し、運営していく。

一方で住友は、住友家の人間が「家長様」として頂点に君臨し、各部門の事業に関して紫親族らが役員などに名を連ねることはなかったという。

日本、といえば多くは「右へならえ」といった具合に、誰もが同じ行動を取りたがるようなイメージを持たれる。しかしそれは戦後教育による部分は大きく、戦前も戦後もビジネスで成功を収めた企業家たちは、それぞれ独自の観点に基づき事業を拡大していったことは言うまでもない。

平成に入りブームともいえるベンチャー企業の隆盛、IT関連会社の勃興と没落を経ながら、不況下にあって新しい経済的価値観が構築されていることは先に述べたとおりだ。

そこに東京限定、“少数精鋭”的なこだわりを持つラ・トゥールが存在している。ただ、ひとつだけ言わせてほしい。選び抜かれた人間だけが事業を成功させ、極上の生活を送ることができるのだろうか。決してそうではない。事業が成功し、極上の生活を送った人間が、その生活を選び抜くことができるのだ。

ラ・トゥール、それは成功した男が選び抜くこだわりである。

 

ラトゥールVol.2

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