アパートメンツVol.1

アパートメンツ 賃貸マンション一覧
アパートメンツ 賃貸マンション一覧

モダン・スタンダードが取り扱う高級レジデンスシリーズの中から、今回は「Apartments(アパートメンツ)」というブランドを見ていくことにしよう。

株式会社東京建物がプロデュースする「アパートメンツ」は、その物件を見てみると、他ブランドに比べて外観デザインが落ち着いているものが多い。いわゆるモダンで洗練されたデザインを誇る高級レジデンスシリーズの中で、どちらかといえば一般的なマンションをイメージさせるような作りだ。

それもそのはず。東京建物という会社は、1896年(明治29年)に設立された、日本で最も古い歴史を持つ不動産会社だからだ。ちなみに、三井の「パークアクシス」、住友の「ラ・トゥール」に対し、「アパートメンツ」の東京建物を創始したのは、安田財閥の創始者・安田善次郎。日本を代表する企業が運営している高級レジデンスシリーズのひとつである。

「アパートメンツ」という名前からして、賃貸物件に対する“こだわり”を感じさせてくれる直球勝負ともいえよう。

しかし、たとえ外観はやや堅い雰囲気を漂わせていても、中は高級レジデンスらしい、最新のデザイナーズマンション色を強めている。外観はあくまで周囲の環境に溶け込むデザインを目指しており、各部屋もホワイトを中心とした色合いで、意外なほどスッキリとした作りだ。

一方で、エントランスや共有廊下などは、入居者の心を刺激する高級感溢れるデザインを採用しているところは、まさに「江戸の“いき”」といったところだろうか。

もともと江戸っ子というのは、たとえば着物は表地よりも、普段は他者から見えないが、風になびいた着物からチラっと見える裏地に凝ることがオシャレとされたという。

また、旧制高等学校に端を発するいわゆる“バンカラ青年”とは“ハイカラ”という言葉へのアンチテーゼとして存在していた。見た目の派手さよりも精神的な中身を重要視することが、その特徴といえた。

そんな“バンカラ”気質は、表地が派手な特攻服や長ランより、裏地に竜虎の刺繍を施すことを好んだ昭和の不良少年に受け継がれていく。

ある意味、江戸っ子の“いき”→バンカラ気質→昭和の不良少年とは、外見よりも中身を大事にする人間の象徴ともなっていたのだが、現代ではそんな文化もほぼ廃れてしまった。

だからこそ、東京建物のアパートメントシリーズである。ただし、江戸っ子のように「宵越しの金を持たない」ようでは、入居できない点は異なるが。

アパートメンツシリーズ、それは男が忘れてはならない“いき”なのである。

 

アパートメンツVol.2

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