アパートメンツVol.4

東京建物プロデュースの高級レジデンス「アパートメンツ」シリーズの特異性は、何も住居部分に限った話ではない。中央区の「アパートメンツタワー勝どき」はその象徴といえよう。

都営大江戸線「勝どき駅」を降りると、そこには子供たちのためのスペースが広がっている。区立月島第二小学校、区立月島第二幼稚園、勝どき西保育園、勝どき児童館、さらに月島第二児童公園が建設中だ。

そんな中にそびえ立つ「アパートメンツタワー勝どき」の1階に設立された「グロースリンクかちどき」は、NPO法人フローレンスが運営する、日本でも珍しいスタイルの子育てコミュニティである。

「子供は“親の子”であると同時に“社会の子”」という信念のもと、子供と子育てを支える最高のコミュニティを創造するために設立された「グロースリンクかちどき」。

地域の先生たちが楽しいレッスンを展開する『マナViva!』や、住民同士の交流の場『リンクリンクルーム』（、家庭菜園が楽しめる『コミュニティガーデン　ポケット農園』、巨大ジャングルなどの遊具が揃ったプレイホールや夏限定の水遊びができる『じゃぶじゃぶ池』など充実した内容を誇り、これらの施設がなんと登録料500円のみで利用できる（特別イベント参加は別途費用が必要となる）。

また、2階には中央区初となる認定こども園（新たに定められた幼稚園と保育園の機能を兼ね備えた施設）――『小学館アカデミー勝どきこども園』が新設された。

自宅を離れて東京の医療機関を利用しなければならない子供とその家族のための滞在施設『ファミリーハウス　うさぎさんのおうち』と、病後時保育室も備えた小児科をはじめとする各医療機関も展開されており、子供を育てるうえでは最上級の環境となっている。

高級レジデンスは、何も働く大人たちのためだけに存在しているのではない。もちろん子育てに優しい環境は、働く親にとってもありがたいはずだ。

しかし、それ以上に「グロースリンク勝どき」は、社会が子供を育てることにより、また社会も育っていくという、本来あるべきコミュニティの姿を世に訴えかけている。

1～3階に上記の施設、さらに4～11階に「グロースレジデンス」、12～45階に「スカイレジデンス」を配置しているアパートメンツタワー勝どき自体が、地域と社会の発展に寄与するシンボルとなり、今後の高級レジデンスの在り方を牽引していくことになるのか。

アパートメンツシリーズ、それは日本社会の未来を考えるためのキッカケにしたい。

アパートメンツVol.5