住友不動産がプロデュースする高級レジデンス「ラ・トゥール」について考えるシリーズも、これが最終回。ということで、結局ラ・トゥールとは何なのかまとめていこう。
「極上の東京生活」がコンセプトのラ・トゥールは、モダン・スタンダードのウェブサイトでも「都市型レジデンスの最高峰シリーズ」と紹介されている。
では、ラ・トゥール最大の特徴は何かといえば、第1回目でも書いたとおり、物件のほとんどが超高層タワーマンションであること。そもそも「La Tour」とはフランス語だが、英語で「The Tower」という意味で、たとえばフランス・パリのエッフェル塔は「La Tour Eiffel」と表記される。文字通り、タワーマンションであることこそがラ・トゥールなのだ。
タワーマンションに関しては過去のコラムをご参照いただきたいが、ラ・トゥールの凄さは、その地域で最も大きく目立つ商業ビルと併設されていることが多い点にある。それも数々の商業ビルをプロデュースしている住友不動産の強みではないだろうか。
主なラ・トゥールシリーズと、隣接あるいは近隣の商業ビルを挙げていこう。この近隣で高いビルを見かけたら、まずそれはラ・トゥールシリーズだと考えてもいい。
泉ガーデンレジデンス:泉ガーデン、泉ガーデンタワー
ラ・トゥール新宿:新宿セントラルパークビル
ラ・トゥール渋谷:青山学院大学
ラ・トゥール代官山:NTT
ラ・トゥール三田:住友不動産三田ツインビル西館内
ラ・トゥール芝公園:都立芝公園
ラ・トゥール汐留:世界貿易センタービル、電通本社
ラ・トゥール飯田橋:東京ドームシティ
ラ・トゥール千代田:住友不動産 千代田ファーストビル、日本武道館
ラ・トゥール半蔵門:皇居隣、国立劇場
どうだろう? もはや「グウの音も出ない」とはこのことである。
この立地が意味するのは、やはり何度も述べているとおり「働く男たち」にとって理想のマンションということだ。もちろんこれだけの設備を誇るマンションに住むには、それなりの地位も収入も必要となる。
だが、「タマゴが先か、ニワトリが先か」という格言もあるとおり、日本トップクラスの地位や収入を得てからラ・トゥールに住むか、ある程度の立場になると入居し、さらなる高みを目指すかはユーザー次第。少なくとも、立地・設備とも、働く男たちにとって仕事に対する究極的な条件が、ラ・トゥールには揃っていることは間違いない。
ラ・トゥール、その超高層タワーは男の志の高さを証明するものである。