以前、様々な賃貸物件を紹介する某テレビ番組で、次のようなテーマが取り上げられていた。
マンション名や最寄り駅、そして実際にその物件がある地理に関すること。
要はマンションや最寄り駅と、物件名や示されているエリアが違うのである。
ということを書いているだけでは意味が分からないだろう。
今回はそんなテーマを、高級賃貸物件「ライオンズタワー五反田」を例に考えてみたい。
この物件でいうと、名前には「五反田」という地名がつけられている。
しかし住所は品川区平塚、交通の便としてはJR五反田駅も徒歩圏内だが、最寄り駅は地下鉄・戸越駅か、東急・大崎広小路駅。
すぐ近くには首都高速・荏原ICがあるなど、なんだか「五反田」というイメージからは少し遠い。
でも、ハッキリいってしまえば、「男がそんな細かいことにこだわってんじゃない!」という話だ。
一方で、物件名や最寄り駅に「五反田」と記すことは、不動産業のきめ細かやさが最も現れている例だといえるだろう。
JR五反田駅は、言わずとしれた山手線の駅。やはり交通アクセスという部分では、山手線を利用できるかどうかは、住居を考えるうえで重要なポイントとなる。
だが、現地にお住まいの方々には失礼な表現かもしれないが、最寄りが「戸越駅」・「大崎広小路駅」と記されているだけで、五反田駅も利用できるというイメージが思い浮かぶ人が、どれだけいるだろうか。
特に筆者のような地方出身者にとっては不可能な話だ。
こんなユーザーに有益な情報を提示するために、まずは一番分かりやすい名前で訴えかける。それこそ不動産業というビジネスに懸ける男たちにとって、大切なきめ細やかさなのだ。
と、その番組でも紹介されていた。完全な受け売りです。
だから「五反田じゃないじゃん!」とか文句を言ってはいけない。もちろんそこにはプロフェッショナルの仕事が存在する。
肝心なのは、実際の戸越駅や大崎広小路駅の周辺には何があるのか、ということになるだろう。
マンションから徒歩圏内に、夜中まで営業している大型スーパーマーケット「ライフ」、便利な店舗が詰まっている「東京卸売センターTOCビル」があって、便利なことこのうえない。
スーパーマーケットはもちろん、TOCビルにはアカチャンホンポなどのキッズ・ベビー用品店も多く、ファミリーにとってはありがたい存在だ。
さらに五反田駅をはじめ、電車も3路線が利用可能。
「ライオンズタワー五反田」には“便利”という言葉を越え、前田敦子が卒業した後のAKBのエース、大島優子のような“万能さ”を感じずにはいられない。