モダンスタンダードのウェブサイトを見てみると、「TK池田山ハイツ」という高級賃貸物件の紹介文に“セカンドハウス”という言葉が見られる。
ある程度、年齢を重ねた読者の方々にしか分からないかもしれないが、昔々“セカンドハウス”といえば、それほどいいイメージは持たれなかった。
なぜならば、その多くは家族が住む自宅とは別の、「愛人宅」を指す場合があったからだ。
おそらくこの時点でドキっとしている人も多いだろう。結局のところ、世の中にそれほど“草食系男子”なんていないのだ。
人気タレント伊集院光は、テレビ番組でこんなことを言っていた。
「草食系男子という言葉は、単に食ってもらえないブスが使う言葉だと思っている」と。
言いえて妙、ではないか。
そんな男たちのために、かつてセカンドハウスは必要だったのかもしれない。
しかし、時代は常に移り変わる。
現在のセカンドハウスの例を挙げてみよう。
・別荘
間違いなく本来の意味は、こちらである。
とはいえ、男が持つものとして一番の理想は何であるか、車か、時計か、服か……。
なかでも女性に「○○を持ってるんだ」と言って最も興奮するのは自宅か別荘に違いない。
国内でいえば軽井沢。
おそらくこの時点で、バブル期に育った男は、タオルを回すのではなく、拳を突き上げているのではないか。
必ず手に入れたいものは、誰にも知られたくない。YEAH YEAH YEAH。
・別宅
微妙な言い回しだが、愛人宅とは大きく異なっているつもりだ。
ここ数年、都内を脱し郊外に引っ越したあと、自然に囲まれる生活"スローライフ"が好まれる傾向にあるらしい。
見事な復活を果たした時の人、元レッドウォリアーズのダイヤモンド☆ユカイなどは代表的な例。
ただし職場が都内のままで、家族は自然の中に残しながら、仕事で通うためのサブ的な役割にも使われるという。
前述の別荘とは逆パターンである。
そして最後は
・仕事場
SOHO可の物件ともなれば、事務所として借りることができるだけに、忙しい個人事業主であれば自宅に戻る前に、事務所で寝てしまうこともあるはず。睡眠時間が削られるよりは、そちらのほうがいいかもしれない。
ある意味、セカンドハウス=仕事場なんてカッコイイ。
そもそも池田山という場所は、江戸時代に岡山藩池田家の下屋敷跡を庭園として整備・開園した「池田山公園」で知られている。
江戸時代の下屋敷といえば、大名のセカンドハウスといってもいい場所だった。
果たしてこれは偶然だろうか。いや、全ては必然かもしれない。
そんな歴史を堪能できる場所、それが「TK池田山ハイツ」だ。