「ザ・ヒルトップタワー高輪台」、高輪台に建つこの新築タワーマンションこそ、その名前に全て詰まっているといっても過言ではない。
高輪台――品川駅前にそびえるグランドプリンスホテル高輪&新高輪の裏手、という表現は失礼だろうか。
しかし、その位置関係だからこそ、高輪台という場所の価値が分かるかと思う。
文字通り品川駅から坂を上がった高台にある高輪台エリア。
ここが大きなポイントで、都内では“高台”というのは高級住宅地ポイントなのである。
そこには、日本の歴史が大きく関係している。
古来より世界的に見ても屈指の武家国家であった日本では、街の中心は城であり、城は外部から攻められにくい場所に造る必要があった。
したがって、高台や丘、時には山ごと武家の“要塞”と化すことも多かった
一方で城を中心に街が形成される、つまり城下町が商業の拠点として繁栄することとなる。
現代でいえば、各駅前に地元商店街が広がっているようなものと考えていい。
日本、特に都内の坂道/丘/高台の多さは、女性が坂道を走るだけのTV番組『全力坂』がすでに放送1,000回を越えていることからでも分かる。
いまや女性がラーメンを食べるだけの『美少女ヌードル』という番組も注目を集めているが、やはり『全力坂』の先見性、あるいは日本の地形・気候を活かしたアイデアはもっと認められるべきだろう。
ということで、品川駅を降りて、全力で坂を駆け上がってみよう。
そこには地下鉄・高輪台駅がある。周囲は閑静な住宅街や学校、病院などが広がっている。
さらに進むと白金台という同様の高台、高級住宅地もあるし、これなら女性でも毎日坂を走って上がっても大丈夫……なんて、そんなわけがない。
本原稿を書いている2012年8月末、日本は厳しい残暑にさらされている。どこに行っても、いまだに真夏日だ。
こんな日に何の装備もなく毎日、坂を駆け上っていては、24時間マラソンもビックリの状態になってしまう。佐々木健介・北斗晶一家でも無理。
ところが、である。
丘を上がったところにある、まさにヒルのトップなタワーマンション「ザ・ヒルトップタワー高輪台」は、地下鉄・高輪台駅と直結しているではないか。
品川駅からもわずかひと駅、正直この暑さでは、できるだけ電車など交通機関を利用したいだけに、便利な立地条件だろう。
“男の城”とは、何も一戸建て住宅だけではない。
高台にそびえ立つ高級タワーマンション「ザ・ヒルトップタワー高輪台」に住めば、品川駅前が城下町だ。こんなロマン、他にあるか。