“衣食住”すべてにおいて、都内でも屈指の人気を誇るエリア・恵比寿。
その人気はもちろん恵比寿ガーデンプレイスに支えられているといっても過言ではないが、一方で庶民的な居酒屋・個人商店が並んでいる居住環境も見逃せない。
たとえば、恵比寿でも高級マンションの多い恵比寿1丁目エリアにある分譲賃貸タワーマンション「マートルコート恵比寿2000」の隣には、「新橋区民施設」なるものが建っている。
JR&地下鉄・恵比寿駅から徒歩10分程度、この施設では地下のコミュニティホール、また3つの区民交流室、文化ふれあい広場から成る「地域交流センター新橋」を利用できるという。
コミュニティホールでも1日の使用料16,000円。恵比寿のこの場所で、この料金は驚くべきレベルだ。
そんな地域で2000年5月にオープンした「マートルコート恵比寿2000」、マートルとは和名を“ギンバイカ”(銀梅花)という植物であり、ハーブの一種である。
原産地は南欧など暖かい国、枝は羊肉の香りづけにも用いられるようで、専門家によれば自宅での栽培も防寒に注意すれば、それほど難しくないという。
また、マートルの花から作る化粧水は「オーダンジュ」(天使の水の意)と呼ばれているようだ。
一方で、アメリカの人気小説から人気映画としてブレイクした『ハリー・ポッター』シリーズには、“嘆きのマートル”という、少し太り気味の少女のゴーストが登場していた。
いずれにせよ、西洋においてマートルという名は、なかなかに有名らしい。
「マートルコート恵比寿2000」は、スーパーマーケットや病院、学校だけでなく、明治通りを越えれば都内でも有数の緑溢れる「有栖川宮記念公園」も近い。
このように周辺は緑に溢れながら、部屋の内装には強烈な原色が使われていたりと、着物の裏地に金をかけたという江戸っ子の粋を感じさせてくれる物件といえよう。
ちなみに、マートルの花言葉は“愛のささやき”。「愛の女神アフロディーテの神木」とも呼ばれ、まさに女性のお祝い事に贈るにふさわしい花といえるのではないだろうか。
そこで男なら、恵比寿ガーデンプレイスが徒歩圏内、青山エリアにもほど近い高級マンションを愛する女性にプレゼントしてみてはどうだろう?
「新しいマンションに引っ越そうかと思ってるんだ……よかったら、一緒にマートルコート恵比寿に住まないか?」
まさに金メダル級、最高のプロポーズである。ただし、ささやくように。