ラ・トゥール芝公園のコラム

シリーズ別あるいは物件別コラムで何度も登場してきた、住友不動産がプロデュースする“最高級”レジデンスシリーズ「ラ・トゥール」の中でも「ラ・トゥール芝公園(Ⅰ)」と「ラ・トゥール芝公園Ⅱ」は特別な物件だ。

 

「Ⅰ」と「Ⅱ」といえば、仮面ライダー1号と2号、ファーストガンダムとガンダムMarkⅡ、未来予想図と未来予想図Ⅱ、僕等がいた前篇と後篇……などなど。

物件数が限定している「ラ・トゥール」シリーズでも、ⅠとⅡふたつの物件が存在するのは、この「芝公園」と「市谷砂土原」のみである。

 

「市谷砂土原」のⅠとⅡは、一区画挟んだ程度の距離で併設されているのに対し、「芝公園」は最寄りの地下鉄・芝公園駅を挟んだ別の場所にある。

築年月の差はわずか1年。しかもこの「芝公園Ⅰ・Ⅱ」はラ・トゥールの名を冠したシリーズ物件としては最初の作品であり、住友不動産「芝公園ファーストビル」の23階から35階を住居部分とするこのスタイルは、後のラ・トゥールシリーズのモデルケースとなったのだ。

 

そこで今回は、「ラ・トゥール芝公園(Ⅰ)」、まさに元祖ラ・トゥールはどんな物件なのかを見ていきたい。

条件としては「ペット可」、「楽器可」。一部住戸には洗面化粧台が二つ並んで設置され、ドラム式洗濯機の横に乾燥機が別に備わっているという、大家族に向けた優しさが窺える。

共有部分には住人専用のラウンジ・庭園も広く、スペイン語で「中庭」を意味する“パティオ”も設置。まさしくスペインの街中にいる気分になれる開放的かつ幻想的な憩いの場も好評だ。

 

目の前には首都高速が走り、その向こうには広大な芝公園、反対側には慶應義塾大学、地下鉄・三田駅とJR田町駅が近い。

もともと1598年に増上寺が同地へ移転され、さらに1873年に芝公園が開園してから発展が始まったこの地域。港区区役所や東京プリンスホテル、さらには東京タワーも建設されると同時に、周囲には日本を代表する企業や世界各国の大使館も多いため、ビジネス&住居として人気の地でもあった。

そのため「ラ・トゥール芝公園」はサービスアパートメント(外国人対応・家具付き・短期契約可能な高級マンション)としても運営中である。

 

地上波デジタル放送は20131月に東京スカイツリーへ以降され、東京タワーは予備電波塔として存続することになる。

日本の戦後復興・高度経済成長の象徴は、その役割を終えたのだろうか。

それでも僕等は東京タワーにいた。今は「ラ・トゥール芝公園」にいたい。

 

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