現在、大久保の地価や不動産価格が急上昇中らしい。
理由は簡単、驚異的な韓流ブームにより、一大コリアンタウンである大久保が、住むうえでも働くうえでも重要な場所となっているのだ。
今どれだけのK-POPが日本の音楽シーンを席巻しているのだろうか。
女性アイドルだけでも、KARA、少女時代、T-ara、4minute、Brown Eyed Girlsほか、挙げるとキリがない。
対する男性アーティストも東方神起やBIGBANG、果ては恵比寿ガーデンプレイスにK-POP劇場「K THEATER TOKYO」がオープンするほど。
この韓流ブームは、やや停滞していた日本のテレビ・音楽産業で、2004年にNHKで放送されたペ・ヨンジュンとチェ・ジウ主演ドラマ『冬のソナタ』が大ブームを起こしたところから始まった、といっても過言ではない。
そこから多くの韓流スターが日本で人気を得て、現在はチャン・グンソクが日本人女性から支持を集めている状態だ。
前述のとおり大久保はそんな韓流ブームの中で、韓国料理店や韓流グッズショップなどが立ち並んでいる。さらに中国、タイ、ミャンマー、インドなど急成長するアジア各国の料理店も増え続けているようだ。
とはいえ昨今の地価高騰は、単なるブームによって巻き起こっただけではなく、都内最大の多国籍な観光地として、横浜・神戸の中華街や長崎のオランダ村のような整備・発展を目指そうとしていることが理由という見方もある。
「ファーストリアルタワー新宿」は、そんなJR大久保駅から徒歩5分、新宿駅から徒歩8分、西武新宿駅(歌舞伎町)もほど近く……日本を繁華街代表する繁華街地域のド真ん中に立っている。
名前に使われている「アクス(axe)」という言葉は、「中軸」という意味のフランス語。だけに、立地とネーミングのマッチ具合は完璧だ。
しかしこの物件の注目は、立地だけではない。他の賃貸物件では見られない、「共用大浴場」が設置されていることには驚かされる。
ここまで当コラムでは「高級賃貸マンションは、個人の安全と安心を確保するためのもの」と訴えてきたにも関わらず、その概念を根本から覆すといってもいい。
とはいえ、職場は都心なのに自宅は郊外で、働けば働くほど自宅に帰れない……そんな戦う男たちにとって、毎日サウナに通ったりホテルに泊まったりするよりは、もう単身赴任気分で1Kルームが豊富な「ファーストリアルタワー新宿」を借りたほうが、お得ではないだろうか。
ここには大浴場がある、サウナもある。何より男の夢が溢れている。