ベイシティー晴海スカイリンクタワーのコラム

本稿執筆時点で、2012年のゴールデンウィークに突入している。

このGWはどうしようか……と考えても、もう遅い。GWの予定は春先に決めておかなければならないもので、GWに決めるのは夏休みの予定である。

では「日本の夏」といえば何だろう？　

ひと昔前は「キンチョーの夏、日本の夏」という大日本除虫菊株式会社＝金鳥（KINCHO）のCMにより、文字通り日本の夏＝金鳥（＝蚊取り線香）の夏というイメージは……あったかどうかは定かでない。

しかし、あのCMが名作であったことは間違いなく、復刻版を作るなら、いま金麦CMに出演中の女優・壇れいさんにお願いしたいところだ。金つながり！

そんなことはともかく、「日本の夏」ということで検索してみると、多くのランキングサイトのアンケートで、「花火大会」が1位を獲得している。

順当な結果だ。そこで都内の花火大会を調べてみよう。『お願い！ランキング』より早く。

東京三大花火大会といえば、隅田川花火大会、東京湾大花火大会、神宮外苑花火大会だ。

今年、まず隅田川は7月28日に開催が決定した。神宮外苑は毎年8月第一週、東京湾は8月第二週に行なわれるが、現時点でスケジュールは未発表である。

ところが、毎年問題になるのは、見物客が集中しすぎるために発生する交通渋滞とマナー問題。何せ隅田川は90万人、東京湾は75万人、神宮外苑も20万人が押し寄せるのだから、人ごみが苦手な人にはちょっと辛い。

もちろん恋人と一緒に行って素敵なムードになるのは確実だが、女性はトイレに困ることも多いだろう。

大勢の中で盛り上がりながら花火を見たい人は、もちろん会場へGO！

一方で、人ごみが苦手、あるいは恋人と二人で……なんて計画したい人には、唯一無二の解決方法がある。

それは、花火が見える高級タワーマンションに住むことだ。

たとえば「ベイシティー晴海スカイリンクタワー」は凄まじい。

文字通り晴海ふ頭に建設され、隅田川沿い＆勝どき橋付近の立地――そう、この時点で隅田川と東京湾の二大巨頭は制覇してしまっている。しかも地上49階の超高層タワーマンションだけに、神宮外苑の花火も見えてしまうはず。

もちろん渋滞も人ごみも関係ない、部屋にはあなたと恋人の二人だけだ。

想像してみよう。

7月末から8月第二週まで、自分と相手のスケジュールを調整するチャンスは3回もある。

そこで飲み物は金麦、金鳥の蚊取り線香も用意して、一緒に花火を見るのは……壇れい！？

「ベイシティー晴海スカイリンクタワー」、これ以上の男のロマンが見当たらない。

設計事務所情報