間近に迫った東京スカイツリーのオープンに合わせ、盛り上がりを見せる東京・隅田川ライン。有明・台場方面が“湾岸・ベイエリア・ウォーターフロント”なら、墨田区付近は“リバーサイド”と呼ぶにふさわしい。
井上陽水によると「ホテルはリバーサイド」であり、忌野清志郎に言わせれば「ベイエリアから、リヴァプールから」。
西城秀樹も「セピアの街に星が降る夜は リバーサイドで逢いましょう」と主張し、大友康平は「雨のリバーサイド あの場所から 俺たちこの夢 始めた」らしい。
ちなみに演歌では「港・波止場・川の流れのように」と、考えることは皆同じの様子。
AKB48に至ってはブレイクのキッカケになった曲「RIVER」で、次のように歌っている。
「君の目の前に川が流れる
広く大きな川だ
暗く深くても流れ速くても
怯えなくていい
離れていても
そうだ向こう岸はある
もっと自分を信じろよ」
分かった。自分を信じて書こう。ごまかさず、感情を吐き出して、今すぐ素直になれ。
つまり「高級マンションもリバーサイド」である。
しかも地下鉄・水天宮駅から徒歩3分の「セザールスカイリバー」だ。
これだけでは理由が分かりづらいので、名称を分解して考えてみよう。
「CESAR SKY RIVER」。
SKY=空、RIVER=川。SKYでRIVER。空なのに川。つまり分譲なのに賃貸……高級分譲賃貸マンションであることが分かるだろう。
では「CESAR」とは何なのか?
「CESAR」という綴りの人名は、世界中に存在する。「セザール」はフランス語圏は読み方であり、英語は「シーザー」、スペイン語は「セサル」、ポルトガル語は「セザル」、イタリア語では「チェザーレ」だ。
これはラテン語の「Caesar=カエサル」に由来される名前であり、かつ「Caesar」はドイツ語の「カイザー」やロシア語の「ツァーリ」といった“皇帝”を表す言葉の語源となったという。
こうした豆知識の中から、結局「セザールスカイリバー」の「セザール」が何なのかを考えてみると、世界で最も有名なホテル『ザ・リッツ・カールトン』の祖セザール・リッツに行き着く。
世界規模で運営される『ザ・リッツ・カールトン』は日本でも東京と大阪にオープン。2012年5月末には『ザ・リッツ・カールトン沖縄』が誕生する予定だ。
「セザールスカイリバー」、それは“空と川の間にあるリッツ・カールトン並みの高級マンション”。
なんて組み合わせてみた。ワイルドだろぉ~。