臨海副都心の中でも一大ビジネス街として発展していく東京都江東区豊洲は、現在まで繋がる日本の歴史を背負った地域でもある。
1923年9月1日に発生した関東大震災(マグニチュード7.9)で生まれた瓦礫を埋め立てることで誕生した豊洲。
この時、近代化が進んでいた日本の首都・東京は震災によって壊滅的な被害を受けた。当時の政府が創設した「帝都復興審議会」や「帝都復興院」による対応は、2011年3月11日の東日本大震災発生後、復興モデルとして多くのメディアで紹介されたほどだ。
一方、アメリカ発祥のコンビニエンスストア=セブンイレブンの日本第一号店として、1974年5月15日に豊洲店が誕生。現在もコンビニとしては日本最大のシェアを誇る。
現在は築地市場の豊洲への移転も決定しており、注目が集まっている地域だ。
結果、豊洲では区画整理、大規模再開発が行なわれ、臨海副都心の主要路線「ゆりかもめ」の発着駅ということもあって、高層マンションも続々と誕生した。
2001年7月にオープンした高級分譲タワーマンション「グランアルト豊洲」は、そんな豊洲の大規模マンション建築の先駆けとして、現在も高い人気を誇る。
ハイレベルなデザイン性や各機能、24時間有人管理のセキュリティなど、高級賃貸物件としての魅力を挙げたらキリがない。
それ以上に男が憧れるのは、各パーツの名称だ。
まず「グランアルト豊洲」は3棟から構成されており、各棟の名称は「アクアタワー」、「ブロードウィング」、「コンフォートウィング」……いずれもベイエリア=海と潮風に関わる名前がつけられている。
共有部分にも1階に「渚テラス」、2階には「潮風の庭」という名を持つ施設があるなど、そのこだわり具合を窺い知ることができるだろう。
名前とはイメージであり、イメージの構築は「親しみやすさ」を生む。
男の子にとって永遠の憧れのマンガで考えてみよう。
大人気不良マンガ『ろくでなしブルース』の登場人物は、ほとんど実在のプロボクサーにちなんだ名前がつけられていた。
男の子なら誰もが憧れた『ドラゴンボール』でも、これまた憧れのギニュー特戦隊メンバー名は、
ギニュー=牛乳、
リクーム=クリーム
ジース=チーズ
バータ=バター
グルト=ヨーグルト
とすべて乳製品の名前を由来としている。さらにフリーザの部下の中でもスーパーエリート軍団であるはずなのに、登場ポーズにこだわりまくるという『ドランゴンボール』の中でも大きなインパクトを残したキャラだった。
「昨日、『渚テラス』で潮風を感じていたんだ……」
男なら、「グランアルト豊洲」に住んで、こだわりの一言を発してみたい。