浜松町スクエアstudioのコラム

JR浜松町駅、地下鉄・大門駅から徒歩1分の場所にある「浜松町スクエアstudio」。

studio=スタジオと聞けば、なんだかカッコいいイメージを持つのは男だけだろうか。


最近は何かにつけ“サロン”という言葉が用いられる。

エステ、ネイル、美容院、日焼けなど美に関わる場所はもちろん、花や料理の教室も“サロン”と名付けられるお店も増えてきた。なぜかニコンや富士フィルムがカメラの展示場所を“サロン”と名付けていたりする。

現在ではこうしたサロンを利用する女性たちを“サロネーゼ(Saloneze)”と呼ぶらしい。

“シロガネーゼ”という言葉が懐かしいが、日本では昔からこうした現象を“~~族”“~~シンドローム”と呼ぶ時代があっただけに、今も昔も変わらない、ということか。


しかし、男ならサロンではくスタジオである。
たとえば現在急成長中の料理教室「ABCクッキングスタジオ」では、男性向けのクラスが開講されているが、これが「ABCクッキングサロン」なら男は通いづらいかもしれない。

あるいは、男なら誰もが一度は憧れるロックバンドでも、練習場所はスタジオだ。

これがサロンだったとしたら……。「今日は池袋のサロンで練習だ」と言われると、なんだか出演するのはライブのステージではなく、TOKYO GIRLS COLLECTIONのランウェイな気がしてしまう。

リーズナブルな価格で人気を博している子供専門写真館「スタジオ アリス」も、「サロン・ド・アリス」ならば、自分の娘がなんだかお姫様になってしまう――まぁ、それはそれで、父親としては嬉しいか。


ともかく、男ならスタジオなのだ。もともと「スタジオ」という言葉は、アトリエのような芸術家の工房を指す言葉であったという。

そこから各メディア制作施設もスタジオと呼ばれるようになり、現在では不動産用語として、ワンルームマンションを「studio」と表現するケースも出てきた。


ちなみに浜松町で賃貸物件を探す場合、半分以上はワンルームを求めるユーザーであるというデータもあるのだが……「浜松町スクエアstudio」は2LDKや3LDKといったファミリータイプが中心だったりする。


しかし、重要なのはこの言葉の意味なのだ。

studioの語源はラテン語のstudium(勤勉、努力)という単語であるといわれている。

舞台は浜松町、勤勉でなければ、常に努力していなければ生き残れない。ビジネスという男にとっての戦場は、それほど甘いものではない。


浜松町スクエアstudio」は、男たちにそんなメッセージを投げかけているのではないだろうか。

 

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