高級マンションと男のロマンを語り尽くす、「モダンの賃貸コラム」。
これまで「高級マンションとは何か?」と、数多くの物件を題材に取り上げてきた。しかし肝心の「男とは何か?」というテーマは、半分ないがしろにしてしまっていたのではないだろうか。
結論からいうと、男とは“カッコいい”かどうかなのである。
すべての基準はその一点にあり、いくら高級マンションに住んでいるからといって“カッコいい”とは限らない。あくまで“カッコいい”高級マンションに住むことが重要なのだ。
その意味で、地下鉄・九段下駅から徒歩4分の場所にある「東京レジデンス千代田九段下」はカッコいい高級マンションといえるのではないか。
ここで疑問が浮かぶ人もいるに違いない。
では“カッコいい”とはどういうことなのか。それは人によって感じ方が違うので、いくつか例を挙げていくしかないのだが、基準はただひとつ“カッコいい”かどうか。
そこでひとつ考えてみよう。男にとって「名前」は重要である。
たとえば、なにげない言葉でも「宇宙」をつけてみるとカッコいい。何かスケールがデカく思えるだろう。
宇宙戦艦、宇宙海賊、宇宙刑事、宇宙兄弟……いつの日か「宇宙レジデンス」なんてものも誕生するかもしれない。それこそスーパー高級マンションである。
名前でいえばもうひとつ。言葉でも英語にするとカッコいいものもあって、「東京レジデンス千代田九段下」でいえば――
オーナーズサロン。
もともとサロンとは、フランス語で応接室・談話室などを指す語であり、時に華やかな社交界・展覧会をこう呼ぶケースもあったという。
現在の日本では、美容系のお店に対して「~~サロン」という名をつけることも多い。
つまりオーナーズサロンとは、居住者専用の応接室といった趣だが、なんだか「オーナーズサロン」と聞くだけでカッコいいだろう。
もちろん「名前に捉われるな」とか「何でも英語にすれば……」というわけではない。
そのあたりは個人の主観でしかなく、どこにカッコよさを求めるかは自分次第である。
「東京レジデンス千代田九段下」も上層階に居住者専用のバーがあるものの、これがカッコいいかと思うかどうかは、お酒が好きかどうかにもよる。そういうものなのだ。
肝心なのは、自分自身のカッコよさを持っていること。
宇宙刑事ギャバンはオープニングテーマでこう訴えている。
「男なんだろ? ぐずぐずするなよ。
若さってなんだ、振り向かないことさ。
愛ってなんだ、ためらわないことさ
若さってなんだ、諦めないことさ
愛ってなんだ、悔やまないことさ」
悩む暇があったら、男は黙って「東京レジデンス千代田九段下」だ。