ロンドンオリンピックのメダルラッシュで沸き返る我がニッポン。
駒沢公園競技場に代表されるように、東急線・駒沢大学駅周辺は、やけにオリンピックなものに溢れている。
あるいは駒沢大学といえば、年始の駅伝では常連校。やけにスポーツ感あふれる街なのだ。
そんな駒沢大学駅から徒歩4分のところに、「ヴィルヌーブタワー駒沢」という高級分譲賃貸タワーマンションがある。
この物件は、東京都道318号環状七号線・通称「環七」沿いに建てられた。
環七とは東京都大田区平和島を基点に、目黒区・世田谷区・杉並区・中野区・練馬区・板橋区・北区・足立区・葛飾区を通り江戸川区臨海町に至る、日本を代表する都道のひとつだ。
もうひとつの最大都道「環八」は、羽田空港から国道246(玉川通り)などと交差する最重要道路となっており、そのため毎日の渋滞は都内でも屈指のレベルだという。
対する環七は、戦前より建設計画が始まったもので、最終的には東京オリンピック用に羽田空港と駒沢競技場周辺を結ぶ幹線道路として開通した。
都内の各住宅地を抜け、東京オリンピック記念の地を通り、羽田空港へ向かうことができるだけに、まさに大道路という表現がふさわしい。
とはいえ、全長60km近い大道路である。マラソンの42.195kmより長いということは、車で走っても、渋滞を考慮するとなかなか渡りきることは難しいだろう。
そこは日本競泳陣や体操、サッカー、フェンシング、卓球のように、ロンドン五輪で活躍する団体戦・団体競技のように集団で……というわけにはいかない。
ではどんな交通手段が便利なのかというと、まず考えられるのは自転車だ。
ここ数年は自転車、特にスポーツサイクルなどが大ブームを巻き起こしている。
しかし、環八と同様に環七でも大渋滞が起こる、つまり自動車の交通量が激しい道路では、自転車での移動は危険といえる。最近はそうしたサイクリング事故が多発しているだけに。
だとすれば、やはりここはバイクになるだろうか。もちろんバイクでもよく見受けられるように、やたらと自動車を追い越していたりすると、警察のご厄介になってしまうが、それでも自動車より小回りがきくに違いない。
「ヴィルヌーブタワー駒沢」には、そんな環七利用者のためのバイク置き場が完備されている。
高級賃貸物件ともなれば、男としてもオトナの姿勢が求められるはず。そこには単独で走るだけでは得られない、
まるでメドレーリレーあるいは駅伝のような、他を思いやるオトナの心が必要なのだ。
高級賃貸物件に住む、そしてバイクで環七を突っ走る。オトナの男を目指そう。