ロンドンオリンピックで沸きかえる2012年夏、世田谷区のメジャースポーツ施設“駒沢公園”にほど近いところに、高級賃貸マンション「トゥールジョーヌ駒沢公園」がある。
日本にとって五輪といえば、やはり1964年の東京オリンピックだろう。
この大会で使用された会場は、現在でも日本のスポーツ大会において大きな役割を占めていることは周知のとおりだ。
以下、そんな会場名を列挙してみよう。
・国立競技場:正式名称は「国立霞ヶ丘陸上競技場」。東京五輪のメインスタジアムとなることを目指し、同地にあった明治神宮外苑競技場が国有化され、1958年よりこの名称のもとに大会が開催されるようになる。ミュージシャンのライブ会場として、現在では東京ドームを越えた会場として扱われ、国民的アイドルとなった嵐のコンサートが名物化。
・東京体育館:1954年に完成、1958年にアジア競技会が開催され、東京五輪では体操と水泳競技の会場となる。
・秩父宮ラグビー場:げんざいは「西の花園・東の秩父宮」と呼ばれるほどの、ラグビーの聖地に。
・国立代々木競技場(第一体育館・第二体育館):純粋に東京五輪のために建設された、数少ない巨大施設。いまやバレーボール、バスケットボール、フィギュアスケートなど大規模大会のメイン会場のひとつ。
・日本武道館:こちらもオリンピック用――特に正式種目として採用された柔道競技など、武道用に造られた会場。ビートルズのコンサートが開催されたことから、多くのミュージシャンが目指す場所ともなった。
と紹介してきたなかで、高級住宅地のひとつ世田谷区にも東京五輪用に誕生した施設、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場がある。
東京五輪では国立競技場と並ぶ主力会場となり、サッカー種目の会場として使用され、現在でも毎年、全日本高校選手権と全日本大学選手権が開催されている。
敷地内の同体育館はレスリング会場となり、今も多くのメジャーレスリング大会が行なわれているほどメジャーな存在だ。
そんな競技場がある場所に「トゥールジョーヌ駒沢公園」はそびえ立っている。
部屋はワンルームが中心のため、家族での生活には向いていないかもしれない。しかしオリンピックを目指すアスリートなら、これだけの環境に身を置けば安心だろう。
オリンピックは永遠に続く。その頂点に挑戦する者たちも続々と現れる。
将来の金メダリストは、この「トゥールジョーヌ駒沢公園」から生まれるかもしれない。