地下鉄・麻布十番駅、三田駅、赤羽橋駅が利用可能な高級分譲賃貸タワーマンション「三田綱町パークマンション」。
この物件に住むことで得られるのは、“日本初”という肩書きである。
地上19階建てのマンションといえば現代では少なくないが、1971年の竣工当時は「日本初の超高層マンション」として、また東京タワー、霞が関ビルディングに次ぐ「日本第3の高層建築物」と評されていたようだ。
それは「パークマンション」シリーズをプロデュースする三井不動産の挑戦でもあった。
1971年といえば、高度経済成長期の中にあって、1968年に日本のGNP(国民総生産)が西ドイツ(その後、ドイツに統一)を抜いて世界第2位となった直後。
戦後の焼け野原から世界第2位の経済大国(1位はもちろんアメリカ)になったことは、世界に衝撃を与えたものである。
1973年のオイルショックを引き金に高度経済成長は終焉を迎えるものの、この時代が現在の日本を支えているといっても過言ではない。
なにはともあれ、「三田綱町パークマンション」は日本初の高層タワーマンションである。
しかしこれだけ物質と情報が氾濫している現代において、“日本初”という肩書きがどれほどの意味を持つか分からない人も多いだろう。
そこで、様々な“気になる日本初”を以下に挙げてみたい。
某番組の“おはつ”と混同しないように。
パーソナルコンピューター
1977年、入出力装置を備えた完成品としては、精工舎(現・セイコー・エプソン)から発売された「SEIKO-5700」だという。
インターネット
1984年に慶応義塾大学、東京工業大学、東京大学の間で接続されたネットワークが“日本初”とされている。ちなみに「三田綱町パークマンション」と慶応義塾大学は近い。
携帯電話
1970年に日本万国博覧会(万博)に日本電信電話公社が、現在でいう「コードレスフォン」を発表したが、携帯電話としては1985年にNTTが発売した「ショルダーフォン」が日本初となるだろう。
スマートフォン
iPhoneによって一躍有名になった新世代電話だが、“日本初”は1997年に発売された京セラ製の「DateScopeDS-110」である。
着うた
シングルダウンロード数で、日本初の1000万突破を果たしたのは、2007年に宇多田ヒカルがリリースした『Flavor of Life』。
世の中には何でも“初”がある。
日本という国があれば、当然“日本初”がある。
日本初の超高層タワーマンション「三田綱町パークマンション」で、そんな“初めての男”にならないか。意味が違うけど。