都内屈指のセレブ地域、虎ノ門にそびえる地上41階建ての高級分譲賃貸タワーマンション、「虎ノ門タワーズレジデンス」。
それはまさに同エリアのシンボルタワーともいえる存在だ。
名門ホテルオークラと提携したレセプションサービスなど、もう垂涎ものである。
そんな高級物件の情報で気になるキーワードは、「クリスタルラウンジ」。
マンションエントランス横にある……まぁ、ラウンジだ。しかしシャンデリアまで含めて「これでもか!」という高級感を演出しているのは、一目見れば分かるはず。
そもそもクリスタルという名を聞くだけで、なんだかスペシャル感を得ることができないだろうか。
高級マンションを選ぶほどの世代で、クリスタルと聞いて思い浮かぶのは、ファイナルファンタジーシリーズに違いない。
ロールプレイングゲームというジャンルにおいては、1986年に第一弾が発売されたドラゴンクエストが独走状態にあるなか、翌年の誕生として後塵を廃止ながらドラクエに勝るとも劣らない人気シリーズにまで成長した。
このファイナルファンタジーシリーズは、いずれの作品でも共通なのは、世界の力の源がクリスタルという点である。
結果、ドラクエを制作していたエニックスと、FFシリーズを制作しているスクエアが合体し、日本一のRPGゲーム制作企業スクエア・エニックスが誕生した。
おかげでニンテンドーDSのドラクエシリーズが売れ行きを伸ばすわ、ソーシャルゲームでFFシリーズの思い出るが再燃してしまう時代。
「虎ノ門タワーズレジデンス」が、ホテルオークラと提携しているというのは、そういうことなのだ。
それでいいのだ。バカボンのパパなのだ。
また、ウルトラマンのエネルギーでといえば、故郷「光の国」に存在するプラズマスパークである。
ちなみに「光の国」の“シンボルタワー”ウルトラタワーはクリスタル上の建築物。
つまりシンボルといえばクリスタル、したがって虎ノ門のシンボルタワー「虎ノ門タワーズレジデンス」にもクリスタルラウンジがあって然るべきなのだ。
それでいいのだ。バカボンのパパなのだ。
とはいえ41歳の春だから、元祖天才バカボンのパパだからといって、住居のことを軽く考えてはいけない。
周囲に同い年の人間を探せば、きっと高級マンションに住んでいるだろう。奥さまはバブルを経験した美魔女だろう。
子供も自然とハジメちゃんのようになるとはいえない。いまや子供の学歴は親の収入と比例する、という統計を掲載するメディアもあるほどだ。
誰からも冷たい目で見られないように、41歳の春だから「虎ノ門タワーズレジデンス」なのである。