ソプラタワーのコラム

ヒカリエのオープンで盛り上がる渋谷駅へのアクセスが便利な路線といえば、それは世田谷区、目黒区と大田区を突き抜ける東急田園都市線と東急東横線だ。

その3つの区は、人気の住宅街でもある。

そもそもヒカリエも東急グループのプロジェクト、そこで東急線沿いの高級賃貸マンションを紹介していきたい。

まず渋谷から田園都市線でひと駅、池尻大橋駅から徒歩8分のところに「ソプラタワー」という物件がある。

首都高速の大橋ジャンクションを越え、渋谷駅よりの場所に立つマンションということで、渋谷駅からも徒歩18分という、便利な場所だ。

ビル自体は地上20階建て、総戸数も124と、他の高級マンションに比べれば、それほど巨大というわけではない。

しかしながら周辺の物件と比較すれば広い敷地面積を誇ると同時に、ビルを多くの緑が囲み、部屋によっては富士山も見えるという眺望が自慢の物件である。

この池尻大橋という駅名は、その場所が世田谷区池尻と、目黒区大橋にまたがっていることに由来しているとのこと（所在地は世田谷区池尻）。

「池尻」とは、この付近の沼や池が目黒川に繋がる“池の出口”という意味を持つようだ。

対する「大橋」は、目黒川に架かる大橋にちなんでいるという。

つまり、この地域にとって目黒川というものが、いかに重要な存在であったかが分かるはずだ。

実際、目黒川と山手通りを進んでいけば、道に迷うことなく中目黒、五反田を経由して天王洲アイル、果ては東京湾にたどり着くことができる。

意外と東京湾大華火大会も、往復の満員電車に巻き込まれず、ほかの移動手段で行けるかもしれない。交通規制がかかっていなければ。

…と、ここまで書いておきながら、この「ソプラタワー」の所在地は、池尻でもなければ大橋でもなく、実は目黒区青葉台。

青葉台二丁目の高台付近は西郷隆盛の弟・西郷従道の邸宅あったことから「西郷山」とも呼ばれている。また、美空ひばりの私邸・通称「ひばり御殿」も近く、ここは目黒区でも生粋の高級住宅地として知られる地域なのだ。

では最後に、マンション名の由来に触れておこう。

「Sopra」とは、イタリア語で「上」という意味を持つ単語である。

つまり著名な高台や御殿があり、また他のマンションよりも上を行く高級さを誇りながら、さらに上を目指す男のための住み家、それがこの「ソプラタワー」なのだといえよう。

ここまで書いてきたことが、全て繋がった。目黒川で繋がった。

読んで損はさせない「モダンの賃貸コラム」。上＝ソプラを目指さずして、男とは呼べない。

周辺施設東邦大学医療センター大橋病院