晴海テラスのコラム

注目の高級賃貸マンションが集まる湾岸エリアの中で、白と黒を基調とした、シックなのにどこかカラフルなモノトーンのタワーマンション「晴海テラス」がある。

「晴海」はもちろん地名だ。「テラス」(英語でterrace)といえば、一般的に住居、店舗から突き出している部分のことを思い浮かべるだろう。


もともとterraceの語源は「盛り土」であり、この場合のテラスも盛り土程度に突出していればいいのだが、今ではどんどんテラスの形式が変わっている。

周囲に枠や柵が建てられているものもあれば、屋根があるものとないものが存在し、果てはバーベキューやちょっとしたカフェ、あるいは食べ放題のランチが繰り広げられるなど、使用用途は様々だ。


ここでふと思うことがある。テラスとベランダ、バルコニーは何が違うのだろうか。

おそらく渚はバルコニーであり、テラスとベランダではないはずだ。

珊瑚礁は青く、パラソルは白く、スイートピーは赤い。なぜか風は秋色、マーメイドは小麦色で、モーツァルトに至ってはピンクだったりする。


松田聖子が3度目の結婚を迎えれば、元夫・神田正輝が交際していた長谷川理恵が突然の結婚を発表する世の中だ。何があってもおかしくはない。


話を戻せば、おおまかにいうと同じ形式テラスは1階、ベランダとバルコニーは2階にあるもの、という分け方が現在は一般的だという。

ベランダとバルコニーも手すりや屋根の有無など、欧米の中でも基準が異なっているため、必然と日本でもそのあたりは厳密な分け方がされていない様子。


でも、ひとつだけ言えることは、この「晴海テラス」のそれは、この「突き出した部分」ではなく、都市計画用語でいうところの「集合住宅」=テラスなのだ、きっと。


なぜならこの「晴海テラス」には“盛り土”のテラスは存在せず、白と黒で“彩られた”ベランダがあなたを待っている。

気が付くと、そこは松田聖子ではなく、プリンセス・プリンセスのように「モノトーンの時間がいつの間にか奪っていった心のジュブナイルを取り戻す」。

もうすぐ世界で一番熱い夏が訪れようとしているだけに。


とはいえ、そのベランダから見えるのは、北側は東京タワー、南側はお台場だ。……渚が見えるのか、ならばベランダではなくバルコニーか。


きっと、そこに答えはない。なくていい。

男が戦うのに理由がいるのか。カッコいいマンションに住むのに理由がいるのか。

そこがテラスでも、ベランダでも、バルコニーでも、きっと永遠に「晴海テラス」である。

 

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