東京湾岸・ベイエリア――この地域を「東京ベイエリア」と呼ぶのは、日本を代表するロックバンドTHE ALFEEが1986年8月3日に開催され、10万人を動員したコンサート『1986.8.3 SWEAT&TEARS TOKYO-BAY AREA』の名称に由来するらしい。
現在、その「東京ベイエリア」を代表する場所といえば、フジテレビ本社ビル移転以降のお台場だろう。確かにフジテレビ周辺には多くの観光・遊戯施設が集中している。
それでも、やや40~50年代で脂が乗っている男たちにしてみれば、臨海部の再開発地域なんて聞くと、天王洲アイルを思い出すのではないだろうか。
1980年代後半から1990年代初頭にかけてのバブル景気の影響で、東京都内に大規模再開発ブームが巻き起こる。
そこで昭和初期までは海であった地域を埋め立て、倉庫街として存在していた東品川二丁目の開発計画が立ち上がり、テレビドラマなどの撮影地にも使われた時代を経て高層マンションやオフィスビルが立ち並ぶ、一大ビジネス街へと発展していった。
そんな天王洲アイルに、これまた名前だけで“カッコイイ”超高層タワーマンションがそびえ立っている。
「WORLD CITY TOWERS」。
「ワールドシティタワーズアクアタワー」、「ワールドシティタワーズブリーズタワー」、「ワールドシティタワーズキャピタルタワー」の三棟から成る、地上40階建て以上の総戸数2090戸の、天王洲アイルどころか日本を代表する高級マンションだ。
ということで、ここからはこの超巨大マンションを紹介していこう。
全棟に共通する部分としては、大眺望のスカイラウンジがいくつも設置され、朝7:00~10:00までは有料のパン&コーヒーサービスが行なわれている。
ほかにもホテルのスイートルームレベルのゲストルームが全9室、各棟に置かれたコモンルームなどなど、これこそ再開発・巨大都市プロジェクトの真髄だ。
中でも「ワールドシティタワーズアクアタワー」の2階には、歩行浴もできる全長20mのプールに加え、キッズプールも設置されている。
大きなジャグジーもあるので、疲れを癒したい男も、美しさを保ちたい女性にもありがたい。
利用時間は平日が朝6時から夜11時まで、土日祝日は朝9時から夜9時まで、監視員もいるので安心して泳ぐことができ、自宅で次世代の北島康介を育てられる環境といえよう。
こんな環境だけに、分譲物件としては当然“億ション”の部類に入るが、そこは「高級分譲賃貸マンション」の利点を生かすべきだ。
いかした男の粋を集めた「ワールドシティタワーズ」、次回はセキュリティを考えたい。