東京都港区港南1丁目、“東京の入り口”品川駅から徒歩9分のところにある高級賃貸マンション「品川クリスタルスクエアレジデンス」。
この物件の最大の特徴は、周囲が完全にガラス張りな点である。
ガラス張り……この言葉を聞いて、どんなことを思い浮かべるであろうか。
一番は、きっと「ガラス張りの○○」という形容詞として、つまり「中身が見えている」=「公明正大である」という意味で用いられている場合が多いはず。
たとえば、「ガラス張りの政治」だ。
この項を執筆している中、テレビでは民主党代表選と自民党総裁選に関するニュースが報じられている。
「ガラス張りの民主党代表選」、「ガラス張りの総裁選」、そこから導かれる「ガラス張りの国会運営」……そんな時代がやってくることはあるのだろうか。
“大阪維新の会”橋本徹・大阪市長はオープンな政治家だが、果たして――
もうひとつ、分かりやすい表現は「ガラス張りの企業経営」ではないか。
政治と同じく、最近は大企業の経営体質に多くの疑問がぶつけられているなか、同時に「ガラス張りの企業経営」が実現したら、これほどいいことはない。
……と、果たして本当にそうだろうか?この「ガラス張りの○○」、意外と難しい。確かに国民や社員にとって、上の組織がすべてクリアに見えるのはありがたいことだ。でも、すべてガラス張りにすることで、当然リスクも生じてくる。
なにしろ中身が丸見えなのだ。何でも隠さないといけないところなんて、いくらでもあるだろう。もちろん隠し事が多すぎるのはよくない、ということが前提のうえで。
「知らないほうが幸せ」この言葉もよく聞かれる。多くはプライベートな部分が対象だ。最たる例は、男の浮気を知らないほうが、妻も恋人も知らないほうが……というもの。とはいえ、そんなことは男の言い訳でしかないのだが。
高級賃貸マンションに関しても、ユーザーが重要視するのはそんなプライベート部分である。いくら中身がよい部屋に住んでいても、外から自分の部屋が丸見えになっては、不安な生活を送らざるをえない。
しかし「品川クリスタルスクエアレジデンス」は壁がすべてガラス張り。これはどういうことかといえば、まずタワービルの中でも居住区は15階以上の部分であり、スパイダーマンでもないかぎり、なかなか部屋の中を覗くことはできない。
だとすれば、他ではありえないガラス張りのマンションのほうが目立ち、「品川のランドマーク」と呼ばれる存在になることができる。
結局、大切なのはそこに関わる人間の“こだわり”がよく分かることが重要なのだ。
「品川クリスタルスクエアレジデンス」には、そんなこだわりがハッキリと見える。