三菱地所がプロデュースする高級レジデンスシリーズ「パークハビオ」
ここまではパークハビオで蘇る日本のバブル期について触れてきたが、このシリーズの特徴は何もそんな都会的な部分ばかりではない。特に、バブルってもう何年も前の話だ。
そこで、同じシリーズでもそれぞれ顔が異なるパークハビオが誇るネイチャー物件、それがパークハビオ駒沢大学だ。
一般的な賃貸物件において、部屋の間取り図でこんな表記を見たことがあるだろうか。
「Cycle Space」
文字通り自転車用スペースである。
ここ数年、日本は未曽有の自転車ブームだ。多くの人間がスポーツ自転車を購入し、スーツにヘルメットという出で立ちでも街中を走り抜ける世の中がやってきている。
不況のあおりを受け、移動にお金がかからない自転車は、これが何度目なのか分からないエコブームと相まってその熱は広がっていく一方だ。
しかし我が国を「自転車後進国」と呼ぶ人々もいる。街中を走ろうにも、道路に自転車専用ゾーンはなく、いつも自動車と歩行者の間で揺れるハメに。おかげで自転車と自動車、あるいは自転車と歩行者の接触事故が増えたために、新しい法律も制定され、自転車ユーザーのモラルも問われている。
また、駅前をはじめとする各場所に溢れる放置自転車。もともと駐輪場が少ないうえに、そのほとんどは有料。さらには駅前に数人の放置自転車チェック員の人々が立ちはだかっており、人件費も割かれているのだろう。多くの(公共の場所に存在する)自転車置き場を無料にすれば片付く問題な気がしないでもないのだが。
現在、書店のスポーツコーナーで棚の最前列に置かれているのは、ジョギング・ランニング雑誌、そしてサイクリング雑誌だ。共にそれほどお金がかからない部分は共通しているのだが、ひとつだけ自転車ユーザーが苦慮するのは、自転車置き場だろう。
駒沢大学駅は、もちろん駒沢公園の最寄り駅。同所は自転車を走らせるスペースもあって、車道に比べたら無用な接触事故も断然少ない(もちろんモラル次第)。
おんな街に住む人にとって、普通の自転車置き場に置いておけないスポーツ自転車を部屋で管理することができれば、これ以上ない設備といえるのではないだろうか。
なおかつ、家の中にスポーツ自転車が吊るされている……考えるだけで、ちょいカッコいい。
パークハビオに住むことで、バブルを蘇らせるのも良し。スポーティなオシャレ生活を送るも良し。これとも違うライフスタイルを求めても構わない。
いずれにせよ、男ならいつだってカッコよく生きていたい。
パークハビオシリーズ、それは男の生き様に合わせた様々な住まいの形だ。