伊藤忠都市開発がプロデュースする高級レジデンスシリーズ「アルティス」。
これまで様々な賃貸物件を提供してきた伊藤忠グループのビジネスにあって、アルティスは現時点で意外なほど物件数が少ない。これほどのトップブランドでありながら、モダンスタンダードで紹介されている件数が一桁というシリーズは珍しい。
では、そんな中でアルティス白金高輪とアルティス九段下が、なぜ2012年1月期の検索ランキングで上位に入っているのか。
その答えのひとつは、「新築」というキーワード。
もともとアルティスシリーズ自体がここ3~4年の間に建てられた物件ばかりなのだが、やはり不動産においてマンションでも一戸建てでも新築物件の強さは不変だ。この検索ランキングでも上位を占めるのは基本的に新築物件であることから、その強さが分かる。
とはいえ、住居において新築か中古かが重要視されるのは一戸建てやマンションに限らず、賃貸よりも購入物件のほうではなかったか。購入となれば一生住むことを想定するものであり、やはり先々のことを考えると築年数が近くても中古よりは新築がいい。
一方で、賃貸でも近年の住宅事情では、新築物件に不利な要素が多いともいえる。中古物件のほうが都心に近く、専有面積が広い例はいくらでもある。好景気でも不況下でも東京の地価は相変わらずの状態で、家賃も大幅に下がるケースには、なかなか巡り合えない。
それでもこれだけ新築物件が求められているランキング結果になるのかといえば、それこそ高級レジデンスが高級レジデンスである所以といえるかもしれない。
高級レジデンスとは“こだわり”である。高級賃貸物件に求められるのは、最新のデザインと最新の設備だ。それも「ライススタイルの多様化に対応する」というテーマを抱えているため、同じシリーズ内でも中古と新築でそのコンセプトが大きく異なってくるのは、当然のこと。そんなこだわりを次々と生み出せるのは、やはりそれだけの利益を生み出せる物件に限定されるのもまた当然だろう。
アルティス白金高輪もアルティス九段下も、部屋はほとんどが1Kは1LDK。都会のひとり暮らしやDINKS向けの物件として、これも世相に合わせた“こだわり”ということになる。
もちろん、賃貸物件も新築でなければならない、ということでもない。肝心なのは、自身の目的と“こだわり”をハッキリさせておくこと。そんな信念に基づいて部屋を探そう。
こだわる男なら、時代に流されるな。時代に取り残されるな。だから、アルティスだ。