ミッドサザン・レジデンス御殿山のコラム

我がニッポンには、「御殿~~」という地名が溢れている。
最も有名なのは「御殿場アウトレット」がある静岡県御殿場市だろうか。といっても「御殿」の後に「場」がつくのはこの地名ぐらいで、他にも「峠」や「山」もあるにはあるが、「御殿」といえば基本的には「御殿山」といえるだろう。

日本全国には「御殿山」という名の山が、10以上存在する。同時に地名としても数多く使われており、おそらく「御殿山」という言葉を発すれば、各地で思い浮かべる場所は様々に違いない。

そもそも「御殿~~」とは、その場所に徳川家康をはじめとする徳川家、あるいは他の高名な家の御殿(あるいは別荘か)が建てられていた場所なのだ。
たとえば静岡県御殿場市は、徳川家康の遺体を運ぶために安置場所として御殿が建立されたことが地名の由来であるという。
京阪本線「御殿山駅」も開設されている大阪府枚方市御殿山町の地名も、平安時代の皇子・惟喬親王(これたかしんのう)の御殿にちなんでいるようだ。

では東京の「御殿~~」とはどこなのだろうか。
おそらく最も有名なのは品川区北品川4丁目と5丁目の旧地名、あるいは武蔵野市の御殿山を思い浮かべる人は多いはず。

そんな品川区の御殿山に唯一存在する高級賃貸マンションは、その名も「ミッドサザン・レジデンス御殿山」。最寄りの大崎駅周辺は、巨大ビジネス街だけにタワーマンションの建設が加速しているが、この御殿山は駅前の再開発地域から少し離れた、緑溢れる住宅地だ。

ところが、一般的な賃貸マンションや低層マンションが多いこの地にあって、地上27階建ての「ミッドサザン・レジデンス御殿山」は、はっきり言って目立つ。
ドラえもんでいえばジャイアン、K-1ならチェ・ホンマン、AKB神の7人では篠田麻里子、オール阪神・巨人だと巨人師匠ぐらい、目立つ。

正直なところ、この世は目立ったモン勝ちである。
誰にも気づかれないよう、細~く長~く生きる人生もアリかもしれないが、どうせなら自分が生きている証をこの世に残したい。
でも「太く短く」生きたとしても、それで名を残せるのはごくごくわずかな人間だけだろう。あまりにハイリスクハイリターンすぎる生き方だ。

だとすれば、「太く長く」生きてみたくはないか? 自分が御殿を建てた場所が、未来永劫「御殿~~」と呼ばれる徳川家のように。260年もの間、ブッ太い幕府を築いてきたのだから、男なら憧れないはずがない。

ミッドサザン・レジデンス御殿山、それは男の江戸幕府である。

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