タワーレジデンストーキョーのコラム

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これまで様々な角度から「高級賃貸マンション」というジャンルを紹介してきた当コラム。
今回からは遂に“本題”ともいえる、ひとつひとつ物件を追いかけていくことにしよう。

ということで、新シリーズ第一弾として取り上げるのは、「タワーレジデンストーキョー」だ。

六本木ヒルズなどを手掛けた「入江三宅設計事務所」の設計によるこの物件は、デザイン上の最大の特徴ともいえる円弧状のフォルムが、実用性と美しさを両立させている。壁が平面ではなく曲線になっていることで、より多くの部屋に日光が当たる優れもの。

入江三宅設計事務所は昭和22(1947)年、岐阜市で創業。現在は拠点を東京に移し活動しているが、その建築作品を考えるうえで最大の特徴は、「寺院の設計」だろう。

東京都新宿区の東長寺と天竜寺、多摩市の高西寺、神奈川県川崎市の静翁寺などを筆頭に、世界最古の木造建築物・西院伽藍で知られる法隆寺の収蔵庫も設計している。

現代の寺院建築は専門業者が行う場合が多い。しかし、入江三宅設計事務所は六本木ヒルズなどの商業ビル、学校、果ては地下鉄の駅まで取り扱う中、寺院まで設計するとは幅広い対応力とセンスを感じさせる。現在は東京都内でも拡大する地区再開発をまるごと担当する盛況ぶりだ。

そんななか、入江三宅設計事務所の公式ウェブサイトのいちコーナー「IM’s COLUMN」には興味深いエピソードが掲載されている。

鎌倉大仏で知られる高徳院の本堂、回廊、客殿の設計を入江三宅事務所が担当し、大仏の維持に我が国初の『免震構造』が採用された。これは当時の文部省文化財保護委員会・関野克博士の提案により、台座と大仏の間にステンレス材を挟み込むことで地震の被害を軽減するものだ。

この『免震構造』は、現在では入江三宅設計事務所が手掛けた多くの建築物に採用されているという。歴史的な大仏様と最新建築物が同じ構造で守られている、なんとロマン溢れるエピソードだろうか。

一方、「タワーレジデンストーキョー」には『制震構造』が用いられている。これは『免震構造』に対して高層タワーマンションに適している対震構造であり、入江三宅設計事務所は建築物に応じてふたつの構造を使い分けることで、これだけ幅広い建築物件に対応できているのだといえよう。

東日本大震災発生から間もなく1年が経つ。日本各地で大震災発生の可能性が叫ばれる中、マンションを選ぶ基準として対震構造の価値は高くなった。

タワーレジデンストーキョー、それは男が大切なものを守るための手段である。

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