高級賃貸マンションシリーズ「カスタリア」について考える、第三回。
ここからは具体的なマンションの内容を見ていこう。
とにかくブランド別の物件数は、他のシリーズを圧倒している「カスタリア」だが、そこにも大きな共通点がある。
以下の要素のうち、いずれかを揃えているのだ。
1) デザイナーズマンション
2) ペット可マンション
3) 低層型マンション
各項目については、それぞれ別項が存在するので、ぜひ項目名をクリックし参照してほしい。
対象を「カスタリア」にのみ絞っていくと、まずほぼ全ての物件が(1)のデザイナーズマンションとなっている。
要は、外見も中身もカッコいいのだ。それでいいのだ。
(2)ペット可、(3)低層型に関しては、全ての物件がそうというわけでもなく、いずれの条件も備えていない場合もあるのは仕方ない。
しかしながら前述のように、とにかく物件数は多い。こうした条件を総合的に見ると、ひとつだけ言えることがある。
「カスタリア」シリーズは選択肢が広く、ユーザーにとって便利といえるのではないだろうか。
渋谷区だけでも
という、もはや渋谷区の各駅に存在し、しかもそれらの物件のルーツは、複数のマンションブランドだったりする。
これだけの幅広さは、ファーストフードのマクドナルド、DVDレンタルのTSUTAYA、コンビニのセブンイレブンといったレベルの店舗しか見当たらない。
加えて衣料品でいえばユニクロ、古本・リサイクルのブックオフが追随している状態か。
そこで考えてみよう。我々の生活にとって、マクドナルド、TSUTAYA、セブンイレブンなどがどんなポジションにあるのか。
昔ながらの「安い」という感覚ではなく、いまや“リーズナブル”という言葉に置き換えられ、イコール“便利さ”という価値観を生み出している。
ここに、高級マンションというジャンルの中から、「カスタリア」が加わるのではないか。
“便利な高級マンション”……なんだか違和感がありつつも、新しすぎるジャンルだ。
世の中にはペットが好きな人も苦手な人もいる。
タワーマンションが好きな人も苦手な人もいる。
人によって価値観は様々。特に趣味が細分化されていく中で、ユーザーの要望に応えることも大切だし、その一方で他の価値観を貶めるよりは、より多くの価値観を提供していくほうが、より生産的であるはずだ。
それでいてどんな物件もデザイナーズマンションだからカッコいい。そこは絶対にはずせない。
だから「カスタリア」、それでいいのだ。